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2009-07

ガラス細工

仕事場の庭先にて。

ガラス細工

下積み七年

ようこそ

空の下へ。

アブラゼミ

芸術の大地 インド櫻子ひとり旅

友人の阿部櫻子さんが、自らのカラダで感じて来たインドの大地と、

そこに暮らす人々のいぶきを綴った「芸術の大地 インド櫻子ひとり旅」が

木犀社より、めでたく出版されました。

インド櫻子ひとり旅

ミティラー画の美しい装幀は菊池信義氏によるもの。

 

著者の阿部櫻子さんは、何だか不思議な縁で繋がっている人。

僕の大切な人たちと、僕の知らないところで何故か昔から知り合いだったり、

岐阜の山奥のイベントで初めて出会った時、二人で本の叩き売りを始めたり、

お互いにうなぎが大好物だったり・・・

 

前世というものがあるとすれば、

きっと彼女とは兄弟だったんだろうなぁって思う。

 

そんな阿部櫻子さんの美しくて力強い文章で綴られた325ページの世界。

興味があればぜひ手に取って見て下さい!

 

「辻々で歌い踊る吟遊詩人バウルとなり、招かれて東京にやって来た

 ラクシュミーは、シャーンティニケタンでいっしょに暮らした

 画学生のころと変わらず、あふれんばかりの情熱をひっさげて、

 この東京という見知らぬ世界に足を力強く踏み出していた。

 私は彼女のまとう空気にインドの大地を思い起こし、

 旅の中で学んだのは、こういった大地の自由さだったのだと

 きがついた。」〜エピローグより〜

 

 カヤコヤ2009 8月22日(土)、23日(日)開催予定!
 

カヤコヤ2009開催

みなさん「ウド小屋」って知っていますか?

稲ワラをつかったとても土臭いかやぶきの小屋。

その名のとおり、ウドを栽培するための仮設かやぶき小屋。

屋根の葺き方が独特で「とまあみ」という

あらかじめすだれ状に編んでおいた稲ワラを

下地にくくりつけて葺いてゆく

とてもラフなかやぶきの業が三田市に残っています。

ウド小屋

とてもラフなのですが、しっかりとかやぶきの機能は果たしていて

雨も漏りませんし、日差しも受け止めてくれます。

いわば、うすく簡単に葺くためのかやぶきの、百姓の業。

 

実はこの「とまあみ」。

かやぶき職人でなくても簡単に出来ちゃいますので

みんなで小さなウド小屋「カヤコヤ」をつくってみましょう!

 

この業をおぼえて、イベントブースや、犬小屋、縁側のひさしや

なんなら自分の家まで、いろんなところをかやぶきにしちゃってください!

 

日取りは来月の8/22(土)下地組み・8/23(日)とまあみ、屋根葺き。

場所は神戸市北区淡河町淡河1447相良家空き地で予定しています。

詳細は決まり次第お知らせいたします。

 

主催・茅葺屋 くさかんむり 協力 神戸北区役所

ウド小屋 正面

竣工!!!

あかい工房の赤井さんの生家であるかやぶき屋根のお家。

もともとは・・・

赤井邸 葺き替え前

葺き替えると・・・

赤井邸 竣工

こうなります!

何と言いますか、若返るんですね。葺き替えると。

顔色も肉付きも良くなって、

まるでじぃさんが青年に生まれ変わったかのよう。

この瞬間を味わえるのが職人の醍醐味かもしれません。

このかやぶき赤井家、

神戸市の文化財に登録されている個人宅なのですが、

自分たちが住むために修復したのではなく、

地域に開放して、ギャラリーやイベントスペースとして解放するそう。

かやぶき所有者の保存に対するポジティブな思いと、

かやぶきのこれからの活用の可能性を感じさせてくれました。

たくさんの人が関わり、出会い、笑いと緊張感に満ちた

非常に充実した現場でした。

みなさん機会があれば是非遊びに行ってみて下さい!

赤井家 つま

流しそうめんのススメ

先日、ウチの中庭でそうめんを流してみました。

普通に食べるのもおもしろくないので、

せっかくだから友達呼んで流しちゃおう!

ということで、まずは準備。

竹を切ってきて半分に割ります。

これがなかなか難しいのですが、

さすがは茅葺き職人たち、普段の仕事で竹を扱っているので

手際よく、美しく、あっという間に竹を割ってくれました。

竹割り

設置するとこんな感じ。

そうめん台  

そしてそうめんを流すとこんな感じ。

流しそうめん

これがなかなか楽しいんです!

そうめんをどのポジションで取りにいくかで個性が出ますね。

あと、そうめんを流す役割も意外と楽しいんですよ。

知っていました?

流し手

こうやって、何かをきっかけに人が集うのは良いもんです。

ちいさいけれど、お祭りをしているような空気。

中庭

呑んで笑ってまた呑んで・・・

夏真っ盛り。みなさんも流してみてはいかがでしょう?

夏真っ盛り

茅場の植生調査 その4

みんなで雨の茅場へ。

listen2009春 調査

植生調査といっても何をどのように調べるのかといいますと、
去年の秋の調査の時に「コドラート」という3m×3mに
杭を打ち付けてあるエリアの中を観察します。
ちなみにコドラートとはこんな感じです。黄色い杭が見えるでしょうか。

コドラート 冬

茅場のなかに数カ所設けたコドラートを観察すれば、
全体のおおよその種類の植物を確認することが出来るそう。

観察方法と植物の種類を学びます。

listen2009春 コドラート説明

冬に枯れ草を刈り取ったので、春ならではの背の低い植物が目立ちます。

個人的に気に入っているのがキランソウ。

キランソウ

別名「地獄の釜のふた」!

地方によっては「医者殺し」!

こんな可憐で小さな姿からは想像できない名前ですが、
薬草としての効能が色々とあるのでこのように呼ばれているそうです。

あとは

オヘビイチゴ

オヘビイチゴや

トキワハゼ 

トキワハゼなど草原ならではの顔ぶれ。

何でもない種類ですがキュウリグサも色とカタチが可愛らしくて好きです。

キュウリグサ 

絶滅危惧種のものも見つかりました。

オオバクサフジ

オオバクサフジ。

写真は去年の秋のもの。

ススキの穂が秋風に揺れる頃に美しいムラサキの花をつけます。

数年人の手が入らなくなってクズとセイタカアワダチソウに
覆われてしまったような場所でも、様々な種類の植物の種が地中で眠っていて、
冬に草刈りをしただけなのですが、春になると陽光を合図に様々な種類の植物が顔を出すんですね。

野の草花はじぃちゃん、ばぁちゃんがそうしてきたように、
僕たちの世代にも草を刈ってもらうことを待っているようでした。

茅刈りを続けることで、毎年春にこんな小さな野の花と出会えるのなら。
悪くないと思いません?

最後になりましたが雨のなか参加して下さった皆さま、くさかんむりのメンバー、

ほんとうにありがとうごさいました!

また茅場に遊びに来て下さいね。

カニクサ

茅場の植生調査 その3

植生調査イベントlisten当日はあいにくの雨。

実は前回の植生調査も雨でした。

メンバーの中に雨男、雨女がいるのではないか!と

憤ってみましたが、案外自分かもしれませんね。

さてイベント当日、延期にしようかどうか迷いましたが

午後から天候が持ち直すようだったので

スケジュールを変更するかたちで決行することに。

植生調査イベントなのですが、いきなり昼食の山菜てんぷらそばの

仕込みを参加者全員ですることに。

講師の植物学者、三宅慎也氏の指導で山菜の扱い方を教わります。

「まずはよく土を洗い流す!」

listen2009春 山菜仕込み

「刻んだら美しく盛りつける!」

listen2009春 山菜盛りつけ

「カラッと揚げてそばにのせる!」

listen2009春 山菜てんぷら

「喰えー!」

listen2009春 昼食

ちなみにソバは淡河産の婦人が淡河産のそば粉をつかって打った純淡河そば。

山菜は前日に摘んで来たものですが、

将来的に茅場に生えているヨモギやノビル、これから生えてくるであろう

ワラビやツリガネニンジンを当日にみんなで摘んで

てんぷらにしたいものです。

てんぷらそばの他にも、ヨメナ飯やレンゲとタンポポのサラダなど、

三宅慎也さんの植物を食す知恵を堪能しました。

腹ごしらえが出来て、雨が止むまでティータイム。

listen2009春 ティータイム

茅場の植生や帰化植物のことなど、興味深いお話が聞けました。

さて、雨も止んで、ないですがフィールドに出ましょう。

ここからは講師のバトンタッチ、地域環境計画の松原徹郎さんにお願いします。

茅場の植生調査 その2

植生調査イベントlisten当日の様子をお伝えする前に、

ちょこちょこと茅場を観察していた時にみつけた植物をご紹介。

我れ先にと、大地から突き出してきたのがコイツ。

スギナ

スギナ。おなじみのツクシンボです。

オオイヌノフグリ

オオイヌノフグリ

ヒメオドリコソウ

ヒメオドリコソウ

トウダイグサ

トウダイグサ

スミレ

スミレ

カンサイタンポポ

在来種のカンサイタンポポ

そしてこんなやつらも。

てんとうむし

ツチイナゴ

てんとうむしとツチイナゴ。

地面に陽光が降り注いでいるからこそ見ることができる春の植物。

まだまだ茅場ならではの植生とはいきませんが、

肌を撫でてゆく春の風は、草原でしか味わうことのできない心地よいものでした。

そうそう、忘れてました。

我らがススキ、未来の茅はこんな感じ。

ススキ

茅場の植生調査 その1

くさかんむりは農家の方々が管理しきれずに遊休地となった田んぼの畔を

ススキの草原、茅場にするための活動を行っています。

三年ほど放置された畔を借り受けて、茅場のモデルをつくるために

草と戦い、対話しながらススキの草原へ遷移させていっているのですが、

その過程で生えている植物の種類がどのように変化してゆくのかを、

春と秋の年二回、植生調査のイベントというかたちでチェックしています。

去年の秋に放棄された状態の畔で植生調査した結果、

クズとセイタカアワダチソウの生い茂る、一見緑豊かなのですが

実際は単調で貧しい植生だということがわかりました。

茅場2008夏

そして正月にみんなで草刈り!

刈り初め2009

そして春!

茅場2009春

さんさんと太陽の光が地面に降り注ぐようになった茅場には、

いったいどんな植物が顔を出しているのでしょうか?

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