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2009-10

カラダの記憶

最高の秋空のもと、かやぶき課外授業を受講するために、

六甲アイランドにあるアートカレッジ神戸の学生が、

はるばる海から山をふたつ越えて淡河へやってきました。

 

どんな授業をするのかと申しますと、

淡河そら祭りで実際に用いるティピ型休憩所を学生の手で

作ってもらいます。

 

普段は教室で座学でしょうから、今日は脳ミソからではなく、

カラダからインプットしてもらいましょう!

 

さっそく授業開始。

前週にかやぶき屋根のちょっとした話の資料を見てもらい、

なんとなくかやぶきのことはわかっていると思いますが、

リアルな素材に触れて知識に経験を裏打ちしていってもらいます。

 

ちなみにコレ↓はすべて「茅」です。

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みなさん、それぞれどんな植物かわかります?

左から稲ワラ、小麦ワラ、笹、ススキ、ヨシ(淀川産)、ヨシ(宇治川産)です。

こういう屋根を葺くことができる植物質の屋根材を総称して「茅」とよびます。

 

「茅」という植物が生えていて

それを使って屋根を葺くから茅葺き屋根と言うわけではないんですね。

 

今日は画像の一番左、稲ワラをつかって茅葺き屋根をつくります。

トラックに乗り込んでご近所にワラをとりに行きましょう!

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このワラはぶるまんのある淡河町勝雄営農組合の協力を得て実施した、

淡河そら祭り実行委員会主催のワラ集めワークショップの成果物。

大切に使わせていただきます。

 

さて、会場となるわが家の田んぼに戻ってきたら

大切なワラをガンガン放り投げます。

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材料が揃ったところで下地組みに取りかかりたいところですが、

やっぱりまずは「男結び」。

習得して男になってもらわなければなりません。

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ワラ縄に手の油を吸われるのが先か、習得するのが先か、

モノとカラダの戦いです。

なんとか戦いに打ち勝ったら下地組で実践です。

 

休憩所としてよりも、今晩行われる打ち上げを重視して

少し大きめにつくることに。

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そしてやはり打ち上げを重視して寒くないように

地面から葺き上げるための下地を組んでいきます。

 

会場になっている稲刈りを終えた田んぼは、

冬支度に入ろうとしているカエルがわんさか。

うっかりつかまったカエルが学生の良いおもちゃになっていました。

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そろそろ正午、お昼ご飯にしましょうか。

途中まで組み上げた下地のなかにワラを敷き詰めてみんなで食べます。

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ゆるやかに表情をかえてゆく雲を見て、秋の日差しでほのかに感じる

ワラの香りにつつまれていると、食べながら寝てしまいそう。

 

こちらはしっかりお昼寝。

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ワラのベットは気持ちよかったでしょ。

さぁ、しっかり休んだらお昼からはとまあみをしていきましょう。

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みんながもくもくと編んでいる間にワタクシは下地の続きをしておきます。

打ち上げ重視で大きくしたために高所作業が発生したので、

責任をもって仕上げさせていただきます〜。

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ある程度とまが編み上がったところで葺き上げ作業に移ります。

男結びで留めていきましょう。

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入り口は竪穴式住居のように小さめに。

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そしてなんとか日の暮れまでにカタチにすることができました。

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さて、ここから課外授業第二部(ある意味で本番)の開始です!

出来上がった休憩所(宴会場)のなかにもみ殻を敷きつめ、

あまったワラを座布団にして、中心に炉を穿ち、

火を焚いておきます。

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夕食の支度が出来るまで打ち上げの予行演習。

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カラダには酒を流し込み、炎には薪をくべて

テンションと温度をぐんぐん上げていきます!

 

そうこうしているうちに主役のキムチ鍋がやってきました。

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朝からカラダを使いっぱなしだったのでお腹はペコペコ。

さぁみんなで食べましょう!

 

輪の中心に揺らめく炎に言葉があぶり出されて会話が弾みます。

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車座ってなんでこんなにいいんでしょう。

「マル」は場によどみのない関係性をつくり、一体感を生みますね。

 
食事を終えたら照明を消してほんとうの灯りの出番。

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暗がりが暗がりとして充満し、炎の雄弁さに耳を澄ますと

豊かな沈黙がおとづれます。

 

交わす声も、炎の温もりも、立ち上る煙もすべてが肌に触れる、

古代人が味わっていたのと同じであろう空間で夜遅くまで

いろんなことを話し込みました。

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ほんとうに楽しい一日でした。

 

たき火の炎が学生たちの野生をあぶり出し、

経験をカラダに焼き付けてくれたでしょうか。

 

今日の経験の感触はやがては薄れてしまいますが、

熾き火のようにカラダの中で燃え続け、

いつの日か風が吹き込み、もう一度燃え上がることを願って。

 

煙の香りに包まれた学生たちを見送りながらそう想いました。

 

学生のみなさん、先生方、おつかれさまでした。

みんなでつくったかやぶきは淡河そら祭りで活躍します。

是非、見に来て下さいね!

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笹の営み

丹後村おこし開発チームの笹刈りのお手伝いに、

丹後半島は上世屋までいってまいりました。

 

丹後村おこし開発チームは9月に開催された

大学生地域再生活動団体サミットのホスト団体で、

JSARCも結成されて今後の展開が非常にたのしみな立命館大学の

学生たちです。

 

早朝、僕が笹場についたころには黙々と笹を刈っていました。

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すでにササガリーズ・ハイ(笹を刈りとる際におこる覚醒状態。
ランナーズ・ハイのようなもの。他にもカヤカリーズ・ハイ、
イネカリーズ・ハイ、屋根葺き作業時におこるヤネフキーズ・ハイなど、
農耕文化特有の単純作業時におこりやすい、と勝手に言っています笑)

に入ってしまっていて静かに、黙々と笹を刈っていました。
 

一日40束という、100m走でいえば7秒台くらいの

笹刈り最高記録をもつものとして、

誰よりも研ぎすまされた鎌を手に笹場へ向かいましたが、

記録更新を狙うと、祭りと同じでみなさんにレポート出来ませんので

今回は笹刈りを楽しむことにしました。

 

ちなみに笹場とはこんな感じ↓

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林の下草が笹優位の状態になっています。

刈り取りは2〜3年に一度、日当りの良い場所は1年で刈り取りが

出来るそうです。

 

笹刈りの時期は基本的には秋なのですが、

笹の茎はしなやかで、雪に埋もれても春がきて融雪すれば

また立ち上がるので、春にも刈り取りが出来るそう。

 

ススキは雪に埋もれれば茎が折れてしまって使えませんので、

笹葺き屋根というめずらしい屋根は雪深い山間地ならではの

知恵なのかもしれません。

 

そんな風にかつてこの地域で暮らした人たちのことを

想いながら笹を刈っていると、

「こっちにええ笹があるよ〜」なんて声が聞こえてきます。

「ええ笹」がわかる大学生ってよく考えるとすごいことです。

 

生えている笹をみて善し悪しを判断できるのは、

彼ら彼女らが自分の手で刈った笹をつかい、

自分の手で屋根を葺いているから。

そして自分たちの先輩が刈り取りをしてくれているから

ええ笹が生えていることもわかっている。

なにげないけれど、しっかりと経験に裏打ちされた

たくましい響きをもつ言葉を出す学生たちです。

 

ええ笹を求めてひたすら刈ってゆきます。

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刈り終えたところはさっぱりとして

地面まで陽光が届くようになり、

次のあたらしい芽吹きを促します。

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ここらへんでお昼ご飯。

道ばたで車座になりオムスビにかぶりつく。

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そして道ばたでごろ寝。

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みなさん、ええじぃちゃんばぁちゃんになれる素質アリですね。

 

鎌の研ぎ方も教えてきました。

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しっかり研げた鎌で作業をするとカラダが楽ですし

鎌も楽ができます。

休憩ごとにかるくで良いので研いでおきましょう。

 

あとは刈っては運びの繰り返し。

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時間までひたすら刈り続け、刈りとった笹をぬれない場所へ

保管するために軽トラに積み込んで運びます。

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笹を積んだ軽トラってなんだか可愛いですね。

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こんな風に丹後村おこし開発チームは約5年ほど前から

笹を刈り、刈り取った量だけ屋根を葺き、ついに一棟葺き上げて

しまいました。

 

先輩から後輩へ業を継承しながら、

失われつつあった笹の営みを新しい仕組みのなかで存続させている。

彼ら彼女らと作業をしているといつもこちらが気付かされることばかり。

 

うまく言葉にできませんが、これからの農村を考えるにあたって

ある大きな可能性を持っているような気がします。

 

また興味があるかたは彼ら彼女らの葺き上げた笹葺き屋根を見に、

彼ら彼女らのちいさな歴史を感じに丹後半島まで行ってみて下さい。

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植生調査イベント Listen2009 秋

植生調査イベント第三回目にして初めての晴天!

前日の祭りの余韻と打撲、擦り傷、二日酔いで

カラダはボロボロだったのですが、

晴天のおかげでなんとか布団から離脱することができました。

 

さて、参加者が集合したところで、さっそく植物のお話を・・・

ではなく、植物の下ごしらえをしてもらいます。

 

まずは、朝早くにご近所さんがもってきてくれた

朝取り黒豆を枝からもいでいきます。

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おつぎは縄文人も食べていたオニグルミを煎りましょう。

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火が通ったら殻をわって中身を取り出しておきます。

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殻のカタチがおもしろくて、プラスチックのように固く、

カラカラと心地よい音がします。

香りも最高!

 

ギコギコ、パカン!

また心地よい音が聞こえてきました。

何だか最近定番になってきた竹食器。

昼食で使う自分の器は自分で作ってもらいましょう!

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流しそうめんやら竹食器やらで今年はずいぶん竹を伐りました。

気がつけば荒れ放題の竹やぶにポッカリと穴があき、

空が見えるようになっていました。

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竹やぶも茅場と同じように人が手を入れてやらないと

すぐに荒れてゆきます。

そういうことで来年もそうめんを流しまくります〜。

 

慣れない手つきでノコギリを使い竹食器を作ったあとは、

慣れた感じで人を使い柿をもいでいきます。

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デザートの調達完了。

そうこうしているあいだに黒豆が湯がき上がってきました。

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三宅先生、毒味と称してつまみ食い。

 

さて、下ごしらえができました。

講師、三宅慎也セレクトの秋の味覚とその仲間たち!

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ではさっそく朴葉みそにのっけて焼いていきましょう〜。

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サガラ家のとれたて新米と朴葉みそは絶品!!!

箸がとまりません!

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ツクバネ、山椒、クルミ、むかごをのせて焼いた朴葉みそは完全に酒の肴。

個人的には濃厚なクルミみそが一番好きです。

 

あと、天然のハタケシメジには驚きました。

山のチカラがぎゅっと凝縮されたような

芳醇な風味と、シャキシャキとした歯触りでクセになります。

三宅慎也先生の里や山の食べられるものに関しての知恵と

愉しみかたに毎回感心します。

ごちそうさまでした!

 

たっぷりと季節の味を堪能してみなさん忘れてるようですが

今日は植生調査イベントです。

フィールドへでましょうか。

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去年のデータと画像を今年の植生と比較しながら

調査してゆきます。

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ちなみに去年と、今年の春の調査結果を

松原徹郎先生がグラフにしてくれたのがこちら↓

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表の見方を簡単に説明しますと、

茅場のなかにコドラートを6つ設けているのですが、

表の左からコドラートNo.1の2008秋、2009春という具合に

No.6までの春と秋の植生を表記していて、

縦軸は生えている植物の高さと被度%(見た感じの地面の覆われ具合)を

かけた値です。

 

春より秋の方がグラフの背が高いのは、

植物が生い茂っているから、つまりこんな感じ↓

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松原先生が埋もれるほどの茂り具合。

 

そしてグラフの黄色の部分がススキを表していて、

赤白のチェックがクズ、水色がセイタカアワダチソウ。

 

くさかんむりの目指す方向としては、

グラフの黄色の率がもっと増えなければなりません。

そして赤白のチェックが減らないとこまります。

今年の茅場はこんな感じで↓

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去年に比べ、ススキの穂が増えた印象がありますが、

まばらに生えているだけで株立ちしていませんので

茅刈りは出来ません。

 

単純にグラフの黄色の率が上がれば良いわけではなく、

茅場をつくるのにはどうしたら良いかということを

考えて管理してゆく必要があるんですね。

ススキが優勢になりすぎて、ほかの様々な種類の

植物が追いやられてもおもしろくないですし、

僕としては茅場に草花や虫や鳥、動物や人など、

たくさんのゲストに訪れてほしい。

多種多様なものが同時に在ることができる。

そんな、にぎやかでふくよかな「場」をつくりたいと想う。

 

今回の調査の結果はまとまり次第またレポートしますので

お楽しみに。

 

イベントを終えて空を見上げると、

遥か上空をサシバが上昇気流にのって旋回していました。

これから海をわたるのでしょう。

無事を祈ります。

また来年も茅場の上空を飛んで下さい。

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秋祭り

ムラの生命力活性化システムでありムラビト野生性爆破装置、

五穀豊穣祈願で神遊び、一言でいえば男のロマン。

そう、秋祭りの日がやってまいりました!

 

かつて淡河が湖だったころ、その湖の最深部にあたる場所にある

歳田神社の秋祭り。

天気は日本晴れ、ハレの日とはこのことか!?

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淡河の祭りは神輿を担いで村中をねり歩くのですが、

氏子が境内に集合して、まずは神輿を担ぐための棒を組んでいきます。

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この結び方は「ハコ結び」。

かやぶきの屋根下地もこの結び方を使いますので、

写真を撮っていないで一緒に結びます。

結び終えるとこんな感じ。

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フィニッシュは男結び。

農村に暮らす人は農作業や祭りを通して

このような業を普通におぼえているんですよ。

 

しかもじぃちゃんの世代のころは、

縄ではなくフジツルで縛っていたそうです。

かやぶき屋根も岐阜県の職人さんはフジツルやマンサク

使っていました。

 

濡らしておいてから縛り上げると、水分が飛んで乾いたら

収縮してガチッと固まります。

縄とはまた違う結束感。個人的には好きな感触です。

 

境内でお祓いをしてもらい、いくつかの儀礼を終えたら、

神輿は村へ繰り出します。

この時点で皆さん、お神酒のチカラ全開です!

 

トタンをかぶったかやぶきの前を通ります。

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トタンをかぶっていないかやぶきの前も通ります。

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くさかんむりの茅場の前も通ります。

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化粧をした子供たちの叩くゆるやかなリズムの太鼓の音が、

何かを呼び、何かを払い、一打ちごとに淡河を震わせます。

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太鼓の音にとても弱いワタクシも同じように震えます。

数年前も仕事先の海の祭りで、船上の太鼓の音に魅せられて

海に飛び込み、船に無理矢理乗せてもらったはいいが

帰って来れなくなり、一緒にいた親方を待たせてしまって

土下座をしたということがありましたが、

今回は地元ですので帰って来れるし、

土下座する相手もいないので安心して震えます。

 

そんな感じだったので途中から写真を撮ることがアホらしくなり、

中盤以降はほとんど画像がありませんのでご想像にお任せします。

 

しかし神輿を担いでいると思うのですが、

絶妙なチカラのバランスで神輿は持ち上がり、前へ後ろへ進みます。

 

誰かがチカラを抜くとグッと肩にかかる荷が重くなり、

息が合うとウソのように軽く感じます。

なんだか農村の共同体の縮図のよう。

 

逆に村人が息を合わせて何かアクションを起こせば、

かなりおもしろい方向に淡河という神輿が動き出すのではないかな、

なんて思いました。

 

まずは淡河そら祭で未来へ繰り出してみます!

やっぱり祭りはいいですね。

ちなみにちゃんとウチに帰れました〜酔

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イベント参加募集!

10/12日(月)祝に植生調査イベントListen2009秋を開催します。

まだ定員に空きがありますので興味のある方はご参加下さいませ!

昼食はとれたて新米と朴葉みそで秋を味わいましょう!

 

そしてもうひとつ。

同じ淡河町のツリーハウスデザイン事務所cott

eu建築設計との共催イベント「建築素材合宿」があります!

実際の現場に出て、リアルな素材と空間を感じながら

建築を肌ざわりとともに学んでゆくイベント。

デザイン講義や建築設計オープンデスク、

農村文化探訪など、現場以外の楽しみも盛りだくさん!

パソコンを捨てて現場にでましょう!

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

植生調査イベント Listen 2009 秋

 

茅場の植生調査を開始してはや一年。

人の手が入ってから初めて迎える秋。

さて、植生はどうなったでしょう?

ススキは増えたのか!クズは減ったのか!はたまた新しい植物が出て来たのか!?

去年のデータと比較しながら秋の茅場の植物を観てみましょう!

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開催日時 10月12日(月)祝(雨天決行)

開催時間 10時〜3時頃まで

開催場所 神戸市北区淡河町淡河 くさかんむりの茅場

 

参加費   一般8oo円 学生500円 (昼食費・保険代)

      〜くさかんむり会員は半額〜

参加希望の方は前日までに申し込みをお願いいたします。

当日は動きやすい服装、靴でおこし下さい。

昼食はとれたて新米と朴葉みそを用意しています。

 ご飯に合うおかずの持ち込み大歓迎!

 講師    三宅慎也(元・神戸市森林植物園職員)

       松原徹郎(地域環境計画)

 主催    くさかんむり  

 協力    茅葺屋 神戸北区役所

 問合せ・申込み  ☎ 078-959-0531(サガライクヤ)
          mail  ogo@kusa-kanmuri.jp 

           

 アクセス  〈バス〉

       大阪・三ノ宮方面より
  
       ●三ノ宮神姫バスセンターより(JR三ノ宮東高架下)
        吉川庁舎行き/9時発→淡河本町北下車(9時35分着)

        神姫バス時刻表
        http://www.shinkibus.jp/snk/ttbl_htm/23254_1.Html

        〈乗用車〉
      
       新神戸トンネルより

       ●R428を吉川方面山越え(約15km)道の駅「淡河」まで

       中国道より

       ●西ノ宮北インター▶淡河・三木方面 道の駅「淡河」まで

       ●吉川インター▶R428淡河・神戸方面 道の駅「淡河」まで

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

建築素材合宿

 

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PDFはこちら↓

http://www.cott.jp/blog/pdf/ws_call.pdf

 

以下募集要項

「モルタル!」と言われてそれがどんな風に混ぜられて家のどんな部分に使われているかわかりますか? 私は正直学生時代はパッとしませんでした。 知らないといけないなとは思ってもセメントと水と砂を混ぜたらできるって教科書に書いとるけどあんまし実感わかへんねんもん。 そんな学生さんに朗報です。今回、アーティストさんでもある施主さんのご理解を頂き、実際の家の現場に行ってモルタルを塗らせて頂く場などを提供していただきました。 縁側のある神戸市内にある田舎のとある部屋に皆で生活を共にし、みんなで車に乗り込んで姫路市の現場へ向かう。 そうそう。こうやってみんな一緒になって体で学ぶ機会が欲しかったんです。 しかも今回試しの第一回目のプロジェクトということでなんと、合宿参加費無料! 職人さんも材料の説明から施工法など、指導して下さいます。 本当の知識に近づきたい、あなたの一歩をお待ちしています。

 

募集要項

内容:現場で実素材に触れ、家ができる過程や素材、構 造などに対する理解を深めます。

日時:第1期 2009年10月14日(水)〜24日(土)

(左官や塗装、お絵描きなど)

第2期 2009年11月10日(火)〜21日(土)

(タイル張りや塗装など)

合宿場所:cott事務所(OGOGOGO PROJECT事務局)

(兵庫県神戸市北区淡河町勝雄605)

交通手段:1日1回夜8時に最寄り駅まで送迎を行いま す。車で来ていただければ助かります。

現場:兵庫県姫路市藤が台

参加費:無料(1日3食と寝具は基本的にこちらで用意 します。要望があれば、女性部屋も用意します。ただし、 交通費やその他必要なものはご負担下さい。)

服装、持ち物:保険証(もしもの時のため)、汚れても良い 動きやすい格好で来てください。

定員:第1期各日7名、第2期各日3名まで(応募者多数 の場合は長期参加可能者、現場近くにお住まいの方を 優先して抽選となります。)

参加資格:なし。建築に関する知識ゼロでも大丈夫です。

利用可能設備:食事部屋、就寝部屋、デザイン事務所、 洗濯機、冷蔵庫、風呂、駐車スペースあり。

スケジュール

7:00  起床

7:30  朝食

8:00  乗車し、現場へ。

9:00  現場作業開始

12:00 昼食

13:00 現場作業再開

18:00 乗車し、宿泊部屋へ。

19:30 夕食

20:00〜自由時間

※現場からご自宅が近い方は、直接現場に来て頂くか たちで構いません。宿泊希望の方に関しては、現場作業 以外は自由に過ごして下さい。近所にコンビニもござ います。 また、希望者には以下のようなものを用意しています。

・cottデザイン講義

デザイン事務所cottで本格機材による写真ワークシ ョップやデザイン概論など、デザイン全般にまつわる 講義を開催します。建築の分野のみでは通常出会う ことの出来ないものを体感できると思います。

・cott+eu建築設計プチオープンデスク

実際にcottまたはeu建築設計で、姫路の住宅以外の 進行中のプロジェクトも含めてスタディからお手伝 いしていただきます。

・cott新農村文化探訪

茅葺き職人、陶芸家、染色家、アート書家、建築家、シ ンガーソングライターなど、農村地域でクリエーティ ブな仕事を自ら生み出して生活をする方々に実際に お会いして話をお聞きします。

・cott土着農村文化探訪 重要文化財として指定されている農村歌舞伎舞台や 古民家、自然遺産などの見学に行きます。朝早く起き られた方限定です。

参加希望者は、希望の連絡先、住所、氏名、年齢、所属、参加希望日、交通手段、宿泊希望かそうでないか、どこでこの合宿の情報を得たか、その他意気込みなどを明記の上、下記の連絡先にご連絡ください。折り返しご連絡申し上げます。ご質問等もお気軽にどうぞ!

 

CONTACT

cott (コット) 代表 安福友祐

Mail: you@cott.jp Mobile: 090-8793-9206

Tel: (078)-220-7211 Fax: 020-4665-8400

場が悦ぶ

雨続きの秋で、当日の夕方もパラパラと雨が降り、

開催が危ぶまれた茅場でのお月見会でしたが、

お月見に合わせるかのように天候が回復し、

無事開催することができました。

 

お月見をするまえに、

淡河そら祭りのメンバーと、

丸山茂樹くんの主催するそら祭りのスタッフとの

交流会をウチの中庭で行いました。

 

普通にBBQをするのですが、

これぞ淡河流、自分が使う食器は自分でつくってもらいます。

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こちらにしてみればなんでもない竹の食器なのですが、

街から来た人には新鮮で楽しいんですね!

笑い声と竹が加工されるリズミカルで乾いた響きが

中庭を満たします。

お皿とお箸、そしてコップをさくっとつくりあげました。

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自分でつくった食器で食べるのはいいもんです。

竹のコップで日本酒を呑むとほんのり竹の香りがして

いつもよりススミますよ〜酔

 

ベランダで夜風にあたりながらふと中庭に目をやると、

たくさんの、さまざまな想いをもった若者が

あつまり、混じり、反応しあう、

さまざまな可能性のるつぼのようにみえました。

ここからまた何かが生まれるかもしれませんね。

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気がつけばすっかり日も暮れて、

茅場に設けたライブ用ステージと

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うずまブキティピが

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闇を背景にして、

お月さまより一足先に浮かび上がってきました。

さぁ、そろそろお月見会をはじめましょう!

 

虫の声が茅場全体をつつみこむ音景のなか、

ゆるやかに丸山くんの奏でる音が立ち上がってきます。

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アイヌのトンコリも演奏してくれました。

すごく小さな音しかでないのですが、その微細な響きは

茅場で鳴く虫と対話をしているようにか細く、

集中して耳を澄ましていると、

国道を走る車の走行音が、波の音や風の音に聞こえるほど

聞いている人の耳を不思議なチューニングにしてくれました。

 

演奏に答えるかのように時折雲の切れ間から

お月さんが顔を出します。

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気がつけば主客なく、みな月を眺め、丸山くんのライブというよりも

丸山くんとライブといった感じの場が出来上がっていました。

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僕も一曲だけジャムらせてもらいましたが、

演奏しているというよりも、音を介してココとイマを

共有しているといった感じの空気がとても気持ちよかったです。

 

ライブ会場にしている茅場のテラスのような場所は

かつて東西に行き交う人たちが歩いた旧街道の跡。

じぃちゃんが子供のころまでは、まだ道として使われていたそうです。

 

その役目を終え、もう何十年も道として使われなかったその場所は

音の響きと月の光で目を覚まし、寝ていたのに起こされた不満と

かつてのようにたくさんの人がいる驚きで、

ギクシャクしながらも悦んでいるように感じました。

 

演奏が終わり、拍手の後はまた虫の音が茅場を包みます。

後は、それぞれが好きな場所で月が沈むか、気のすむまで

秋の夜長を愉しみます。

 

うずまブキティピも本領発揮。

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空に向けて発射するのではないかと心配になる存在感ですね。

 

今回のお月見会で「茅場」というものの持つ可能性が

ぐっと広がったように思います。

 

ただかやぶき屋根の材料となる茅の生産地というだけではなく、

こちらから積極的にはたらきかけるとしっかりと答えてくれる

懐の深さと引き出しを持っている。

 

茅場は美しい風景であり

様々な動植物の生息地であり

お月見の舞台装置であり

なにより、人と人、人と人以外のものが出会い交わる

古くて新しい「あそび場」なのだと思います。

 

最後まで残った友人達と明け方まで語り合ったあくる朝、

ブルマンで超モーニングを食べてから

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ウチの田んぼの稲を刈る・・・

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ホント、秋ですねぇ。

 

お月見会に参加して下さったみなさん、ありがとうございました!

来年も茅場に集いましょう〜。

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来週は植生調査イベントlisten開催。

詳しくは「event」で。

お月見会開催!

六時以降は降水確率0%!

流れてゆく雲を見ながらの

お月見には良い晩になりそうです。

八時から丸山茂樹氏のライブが始まりますので

みなさん是非いらして下さいませ。

お月見会

明日、午後からは天気が持ち直しそうな予報ですので、

予定通り開催したいとおもいます。

そら祭りのプロデューサー、丸山茂樹さんがライブをしてくれることになりました!

みなさんのお越しをおまちしております。

尚、天候が芳しくない場合は中止とさせて頂きます。

その際はブログで明日の三時頃に告知させて頂きますのでお願いいたします。

保護中: 秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ・・・

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