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弥生時代までたどり着きました

神戸市埋蔵文化財センター主催のイベント、

その道の達人に学ぶ体験講座 〜竪穴式住居をつくろう〜 に

竪穴式住居づくりの達人として行ってまいりました(笑)

 

埋文には足しげく通っていましたが、こういうかたちで

自分が関わるようになるとは夢にも思っていませんでした。

嬉しいかぎりです。

 

今日は苫をつかっての屋根葺き。

骨組みは前日のイベントで作っておいていただきました。

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ではさっそく恒例の男結びから。

お子さんもちいさな手でがんばります!

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そうしている間にすぐ横でお昼の準備。

サヌカイトの石包丁で鶏肉をさばき、

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復元された弥生式土器でアサリと一緒に煮込みます。

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味付けは寒水を少々。

う〜ん、本格的。

さすが埋文です。

 

さて、男結びを覚えたら苫を編んでゆきます。

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苫は誰でも編むことができるので良いですね。

お子さんにも体験してもらうことができる

かやぶきの裾野の広さを感じさせてくれる業です。

 

さて、ここいらでお昼にしましょう。

弥生式スープも出来上がり、赤米も炊けました。

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赤米には寒水を煮詰めてつくった塩をふりかけて、

本来の赤飯を味わってみましょう。

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ちなみにこの塩、あなどるなかれ、旨いんです!

食塩のような喉にイガイガする感じがなく、

口にいれたあと風味をのこしてスッと引いていく。

是非、埋文で「古代塩しらさぎ」とか言って販売してほしいなぁ。

スープも絶品でした。

塩が良いと小細工をしなくてもおいしくなるんですね。

 

さて、カラダの中に弥生を注ぎ込んだあとは

苫を屋根にかけてゆきます。

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もっとも古代人にチューニングが近いからなのか、

子供たちの独壇場に!

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あれよあれよと言う間に完成です。

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苫は仮の小屋に用いられている業なので

弥生時代の住居という意味では少しラフすぎる感じはしますが、

雰囲気は出たと思います。

 

少なくとも全国の遺跡で復元されているような

現代のかやぶき職人が現代の道具を使って葺いた竪穴住居よりは、

再現性の高いものではないでしょうか。

 

弥生時代の住まい方や住居のタイムスパン、

穂首刈りしたあとのワラの使用法や

骨組みにいたるまでもっと考察しなければなりませんが、

(ここからは僕の推測ですので参考までに)

ワラはススキと違い根元が柔らかく、ノコガマのようにギザギザした

石器なら十分に刈り取ることができたと思いますし、

金属のハサミが登場するのはもう少し後の時代だと言うことと、

古代種の稲は現代の品種改良されたものより背が高く、

葺き材にすれば少量で面積がかせげるので

逆葺きにするのが自然だと思います。

 

苫のように編んでおく必要はないかもしれませんが、

弥生時代の住居を考える時に稲ワラの逆葺きというのは

無理のない選択肢ではないでしょうか。

 

かやぶきは手に入りやすい身近な素材をつかいますので

米の副産物としてのワラを古代人が使わなかったというのは

僕としては考えにくいです。

 

ワラを屋根に使ったのであれば施肥の問題も考えなければなりませんが、

当時の稲は今ほどの収穫量もなく、野生種に近いものだったでしょうから

落ち葉や人糞、古ワラを戻す程度で

それほどシビアなことでもなかったのではないかとも思います。

 

まぁ、そんなことよりもみんなで楽しく屋根が葺けたので良かったですね。

参加者のみなさん、来年も是非参加してくださいませ。

そして全国の考古関係者のみなさん、僕に竪穴式住居を葺かせてくださ〜い!

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Comments:2

掘屋 09-11-24 (火) 9:47

ワラの匂いと手触り、縄が擦れる音、赤米と磯の香りが残るシンプルなスープの味が心地よく感じるのは、太古の体験がDNAに刻まれてるからじゃないか?と感じた1日でした。
休憩時間を惜しんで苫を網続ける「アミヤーズ・ハイ」を経験した「アミーゴ」達は、来月12日にもカヤを刈り続けられる事を確信しています。
濃い1日をありがとうございました。

sagara 09-11-24 (火) 22:13

掘屋さま

天才的なコメントありがとうございます。
アミーゴですか!漢字で表記すると編子でしょうか。
復元住居を考えるときに学術的な裏付けと同じくらい、
身体感覚で動くことが大切だと思います。
DNAに問いかけ、耳を澄ますこと。
アミーゴ達の今後の動向には注目ですね。
下手に屋根を知ってしまっている僕なんかより
確信に迫る動きを見せてくれるかもしれません。
きっと、茅を刈りたくて眠れない日々を送っていることと思います。(笑)

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